崩壊スターレイル(崩スタ)のレビュー・評価
・ほぼフルボイスのストーリーは見応え十分。
・しかし、原神の要素を流用しすぎて新鮮味が無い。
崩壊:スターレイル
COGNOSPHERE PTE. LTD.無料posted withアプリーチ
ゲーム概要
ゲームタイトル:崩壊スターレイル(崩スタ)
開発/運営:miHoYo / COGNOSPHERE
ジャンル:スペースファンタジーRPG(ターン制バトルRPG)
対応OS:iOS / Android / PC / PS4/5(予定)
配信開始:2023年4月26日
画面:ヨコ型
プレイ時間:約30時間
プレイ時期:2023年5月
宇宙を舞台にした、ターン制バトルが特徴のRPG。
量子や虚数といった属性と、存護や壊滅といった運命(役割)を駆使しての戦いが求められる。
各キャラは、あらかじめ決まった属性と運命が割り当てられている。
ゲームの特徴
崩壊スターレイルは、宇宙を列車で移動するという、ユーモアな設定が印象的だ。
災いを及ぼすと言われる「星核」と呼ばれるモノを見つけて、排除するのが目的となる。
宇宙列車で立ち寄った星で、様々な人との出会いやバトルと遭遇することになる。
各星(エリア)では、そう簡単に星核には辿り着けない。
多くのクエストなどをクリアしながら、徐々に星核に近づいていく。
ゲームの基本的な進め方は以下の通り。
まずはPTの編成だ。
1PTは4人編成となっている。
属性や運命(役割)が偏らないよう、バランスよく編成するのがポイント。
編成が終わったら、ストーリーを進めよう。
ある程度進めると「開拓レベル」の重要性に気付く。
開拓レベルは「プレイヤーレベル」のようなもので、ある程度上げないとストーリーが止まる。
そのため、マップを回って宝箱を開けたり、サブクエストを消化して開拓レベルを上げていく。
ストーリーを進めると、素材回収用のコンテンツなどが順に解放されていく。
スタミナ制のコンテンツが多いので、忘れずに消化して育成素材をゲットしておこう。
キャラの育成をしながらストーリーを進めると、やがてボスとのバトルになる。
育成や装備など、準備を整えてから挑もう。
もちろんPTは、有利になる属性のメンバーで編成しておこう。
ボスバトルは長期戦になるため、回復役は欠かせない。
また、敵の攻撃を引き付けるデコイ役も有用だ。
攻撃だけではクリアは難しいため、バランスを重視しよう。
やがてボスを討伐すると、星核についても処理が完了する。
訪れた星での対応が完了したら、次の星へ旅立つ・・・という流れになる。
課金要素
崩壊スターレイルのガチャは「キャラ」と「武器」の2本柱となる。
ガチャ10連は約3,000円。(※初回ボーナスを考慮に入れず)
最高レアリティの☆5キャラの排出率は0.6%となる。(武器は0.8%)
※キャラガチャの天井は90連となっており、90回ガチャすると約27,000円だ。
※武器ガチャの天井は80連となっており、80回ガチャすると約24,000円である。
天井でもピックアップは確定ではないので、すり抜けした場合はもう1回天井まで回す必要がある。(2回目の天井でピックアップは確定となる。)
ガチャの他には、いわゆる月パスや育成アイテムなどがある。
評価できる点
工夫されたバトルシステム
崩スタでは、RPGの中で「古き良きバトルシステム」となる「ターン制バトル」を採用している。
ただ、1986年のドラゴンクエストⅠの時代と比較すると、同じターン制バトルでも多くの工夫が見られることに注目したい。
まずは「時間(行動順)」の概念があることだ。
基本的には敵味方関係なく、速度の速いキャラから行動の順番が回ってくる。
ただ、崩スタのバトルはこれだけではない。
・事前に、速度を上げる装備を身に着けて調整する。
・スキルなどのバフ・デバフによって速度をコントロールする。
これらの対応で、バトルを有利に進めることができるのだ。
速度以外にも、敵をダウンさせたり束縛するなどして、動きを制限することも可能。
他にも、ユニークな工夫が多く確認できた。
・PTメンバーでSP(スキルポイント)を共有するシステム。
・属性を活用した弱点攻撃。(弱点撃破による敵の被ダメージアップを含む。)
・HPの減少を防いでくれるバリアシステム。
・秘技と秘技ポイントによる、バトル前の先制攻撃。など・・・
単に順番が回ってきたから攻撃する・・・だけでは済まないように工夫されているのは良い点だ。
PTメンバーの編成を含めて、より戦略的にバトルが楽しめるようになっている。
確かにバトルシステムは工夫されており、良い点が多く見受けられた。
しかし、今からでも改善した方がよいと思われる点もあるので、触れておきたい。
それは、PT編成についてだ。
ズバリ、4人編成では「少ない」のだ。
実際に戦うのは4人で構わない。
しかし、属性などを駆使して戦うのが醍醐味のバトルなので、有利な属性キャラがPTにいないとキツイ展開になる。
そこで、4人編成に加えて「2名の予備メンバー」を編成できるようにするのはいかがだろうか。
バトルが開始した時点で「属性が不利だ・・・やる気無くなった」となることは結構ある。
そんな時は、バトル中に予備メンバーと交代して有利な属性で戦えれば、より戦略性が生まれてバトルが魅力的になるのではないか。
意味合い的には「ドラクエⅣの馬車システム」に近い発想だ。
これまで育てたキャラも多く活躍できるし、ユーザーの「より楽しい」につながるのではないか。
フルボイスのストーリーが楽しめる
ストーリーは、ゲームの中でも重要な存在だ。
たとえシナリオが優秀だったとしても、延々とテキストだけ読むのは厳しい。
しかし崩スタのストーリーは、ほぼフルボイスでストーリーが楽しめる。
個性あるキャラがよくしゃべるので、飽きずに進められるだろう。
序盤は、ゲーム上の専門用語的な説明が多めな印象があった。
ただ、各キャラがフルボイスで説明してくれたので、理解する負担を和らげてくれた。
また、多くの人気声優の皆さまが出演されている。
推しの声優さんがいれば、さらに満足度は高く、より楽しめるだろう。
最高レアのキャラを確定でゲットできる
ガチャでもよい点があった。
それは、最高レアのキャラを1体確定でゲットできることだ。
ゲーム序盤を進めると、ガチャチケットがもらえる。
そのチケットを利用すると「初心者応援ガチャ」を回せるのだ。
このガチャは、最初の50回限定の初心者向けの限定ガチャの扱いとなる。
注目なのは、50回引けば最高レアのキャラが1体確定でゲットできることにある。
崩スタのキャラガチャの当たりは「0.6%」と狭き門だ。
そのため、ランダムだが序盤で最高レアがゲットできるのは大きい。
最高レアは明らかにスキルなどが強力なので、優先して育てて主力として活躍させたい。